일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ばいりせんせいぎょうじょうき

梅里先生行状記

吉川 英治

吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면

아오조라 문고

蓆掛けの中に百目蝋燭の明りがゆらいでいる。太平記読のしわがれた声が内から大勢のあたま越しに聞えてくるのだった。

「――コレヲ最期ノ参内ゾト、思イ定メテ退出アル。正行、正時、和田新発智、同新兵衛以下兵百四十三名、前皇ノ御廟ニ参ッテ、コノタビノ軍ニハ左右ナク討死ニ申スベキノ由、御暇申シアゲ奉リ、如意輪堂ノ板壁ニ、コレ今生ノ名残リゾト、各※(二の字点、1-2-22)、鏃ヲトッテ名ヲ書キ連ネ、正行ソノ後ニ、辞世ノ歌一首……」

太平記二十六巻の住吉合戦の条らしい。

勘太は、知己に会ったように、人ごみのうしろに立ちどまった。

原書に時々我流の口語や警句を入れて読んでいるにすぎないのであったが、人だかりは熱心に耳をかたむけて、みだりに咳や私語もしない。

だが、垢くさいというか、人くさいというか、異様なにおいが蒸れている。

見まわすと、あらかたの者が、町人層のうちの貧しい者だった。子を負った女だの、感にたえて眼を拭いている老人などもあるが、いまの江戸中に溢れ歩いている華奢な元禄女や伊達男や金持らしい者はひとりもいない。で、ここで蒸れているのは貧乏のにおいということができる。