후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
四
四
おしゃべりがすむと、彦兵衛は急に忙しそうにして、猪をおろし、片棒の相手をよんで来て、重そうに担って行った。
林助はあとに残って、足の繃帯をまき直していた。すこし佇んでいると痛み出して来るらしい。舌うちして立ちかけた。
「おい。――江橋、おい」
誰か、いけぞんざいに呼ぶ。林助は思いがけない顔して、小屋の横をのぞいた。
莚のうえに、薪割の鉈が一ちょう見える。それと、読み飽かれたかたちの書物が一冊、人間がひとり、膝を抱えていた。
「……又四郎か」
「江橋、坐れよ」
「こんなところで、何しているのだ」
「陽なたぼッこ」
「のん気だな」
「することがないじゃないか。われわれ若い者の為すことがあるかい」
「あるさ、こん夜は汁講だ」
「箒をかついだり、芋の皮を剥いたり、ばかな」
「めずらしく、書を読んでいるな、唐詩選か」
「どうでもいい、そんなものは。それよりは貴さま、なぜ、ゆうべの相手を逃がしたのだ」
「ゆうべの相手とは」
「彦兵衛にはかくしても、おれにはかくせるものか」
「そのことか」
「不覚だぞ、林助。貴さまも軽く考えているか知らんが、ひっ捕えてみたら、きっとそいつの背後にある大きなものが分ったかもしれないのだ」