후리가나로 읽는 일본 고전
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ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
三
もはやいずれも駈けつけておるかもしれぬが、念のために」
といいつけた。
入れかわりに、息せきながら二、三の者は、もう報告に帰って来た。
「惣左どのは助からん」
と、その人々は、悲調をおびた声でさけび、なお、
「蕗どのも、雪乃どのも、駕ぐるみ、影もかたちもない。――諸方、手分けしてさがしておるが」
と、絶望に近い声を放ち、ふたたび身支度を直してすぐ出て行った。
あわただしい出入りがつづいた。その中へやがて、悄然と影を見せたのは、郡奉行の鷲尾覚之丞だった。
管下の治安にあたっている責任者として、覚之丞は、自決の決意を眉にたたえていた。――庭上から老公のすがたを遠く拝して、
「申しわけもございませぬ」
と、額を地につけた。
三
「郡奉行か。……鷲尾覚之丞は少将どのの郡奉行ではないか。なにしに見えたぞ」
庭を見やりながら、老公は、叱るようにいった。
「……はっ」
職責を感じるの余り、覚之丞はなかば喪心の体であった。ただ割腹して、こよいの責めを負おうという決意のみが、ややもすれば先だって、思うように口がきけなかった。
「ここへ詫言などとは、なにを血迷うているか。そちは藩公の役人ではないか。