후리가나로 읽는 일본 고전
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ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
五
町内の若い者の懸声といっしょに、獅子頭がおどりこんで来たのである。彼女はびッくりして、きゃっと、部屋の隅に小さくなっている。
五
祭の宵となった。軒ならび祭提灯の灯がそよぐ。
魚松のおかみさんは、約束の物を岡持に入れて、ふたたび路地の侘住居を訪れた。けれど、又四郎もお次もいなかった。
「どうしたんだろう?」
明りもついていない家の中を覗いてつぶやいていると、隣りの女房が汗もだらけな児を抱えて、門口から門口へいった。
「今しがた、ふたりで、他人みたいな顔して、出かけて行ったよ。他人みたいな顔してさ。ホホホ」
「まあ、そうですか」
おかみさんも、一緒に笑った。この界隈は気楽な世間だった。ありがちな事としているのである。
――どっちからいい出したともなく、宵にふと、ここを出た男女は、祭の賑わいをわざと避けて、大川の岸をあるいていた。
又四郎が先だった。
お次は五歩も十歩もあとから、黙って、かれの影を慕ってゆく。
「…………」
かれが立ちどまれば、お次も立ちどまった。もちろん又四郎は知っている。けれど強いて誘い出したのでもない。また強いて従いて来たわけでもない。
「……殺されたろう。