후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
「呼ぶがよい」
「はい」
「あ。これこれ」
「はっ」
「そちではない」
と、左右を見て二、三の従士に、
「そちたちもしばらく遠慮しておれ。わしの呼ぶまで」
「はっ」
取次ぎにつづいて、人々も退った。入れ代りに与平がすがたをあらわした。めずらしくも、与平は額に汗している。ただならない問題が起ったらしいことは、その面を見ただけでも分った。
「何事だ、与平」
「実は……江戸表から今日」
「待て待て」
「……はっ」
「ゆるりと聞こう。そちも、白湯なと一ぷくのんでから話せ」
いちど遠ざけたが、掌を鳴らして、家臣を呼び、
「剣持にぬる茶をやれ」
と、いいつけた。
与平は反省した。これは少し自分があわてているなと。――で、かれは十分な落着きを一碗のぬる茶にとりもどしてから、あらためて火急なる用件の内容を順序を追ってはなした。
まず、西山荘へ、お蕗とお次の訪ねて来たこと。
汁講の夜、お蕗が母とともに姿を消したのは、さる悪人の謀計でそのまわし者の手にかかったのであるということ。
また、その悪謀の元兇が、意外にも藩の老職たる藤井紋太夫であり、以後、母は紋太夫の江戸のやしきに囚われ、自分の身は柳沢家へ一個の贈り物として、移されていたということなどから――