일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばいりせんせいぎょうじょうき

梅里先生行状記

吉川 英治

吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면

아오조라 문고

もちろんこの人々の胸にもつ盟いは水戸という一国土だったが、その国土を象として一身にもつ主君として、老公を神のつぎに崇敬していた。

ところが去年、その老公が隠居したので、一時は気落ちもしたが、その折、老公が発した藩士一統への告諭に泣いて、前よりもかえって結束をかため、汁講もつづけられて来た。

そういう若い一かたまりが、少将の家中にあると、前から聞いていた老公は、

「わしも汁講の仲間にはいりたいが、参ってよいか」

と、退隠後、いい出されたことがある。もとより光栄このうえもないが、

「あまり畏れ多いし、若い者ばかりの集まりですから」

と、謹んで断ったものである。

すると老公は、

「わしは老人ではないつもりじゃ。一百姓となっても、大日本史の業がまだあの通り若いではないか。年の数で、若いとか老人とか区別するのはちがっておる。二十歳だい、三十だいでも、幹から芽も葉も出せぬ無気力な輩もおるではないか」

そんな返辞を返して、その後人見の卜幽居に集まりのあった時、顔を出されたことがある。

その時の約束で、

「おもしろかった。そのうち西山荘でも一会やろう」

といったのが、やがて今夜に実現したわけである。