일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばいりせんせいぎょうじょうき

梅里先生行状記

吉川 英治

吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면

아오조라 문고

五

と、悪評やら、痛嘆やら、ひどくいわれたものであった。

お傅役の小野角右衛門が、信長の傅役平手中務の忠諫にならって、

(ご改悛なさらなければ、爺は腹を切って、権現さまにお詫びいたしまする)

と、哭いてかれを諫めたというのも、その頃のことで、光圀も共にポロポロ泣いて、

(謝る、謝る。これからはおとなしく勉強する。爺に腹を切られると、わしはさびしい)

と、以後、改悛を誓ったといわれているが、どうしてなかなかひとの諫めなどで素行の改まる彼の性根ではなかったらしい。――おそらくかれの行状に顕著な変化を来したのは、父と共に鎌倉へ旅行した寛永二十年の夏がさかいではなかったかと思われる。

五

寛永二十年――光圀が十六歳の八月であった。

祖母の一周忌に参列するため、父や家来と共に鎌倉の英勝寺へ詣でた。まことの母にもまさるほど、かれを愛してくれたひとである。

その祖母は、前年の八月に亡くなっていた。それからの一年間、かれは相変らずな素行のあいだにも、朝暮、何千遍、何万遍、

(祖母はもういない)

空を観じたか知れなかった。

それがこんど二度目に、鎌倉の寺へ詣でて、夏木立につつまれた伽藍のなかで、じっと、衆僧の誦経と蝉しぐれの音を耳に、眼をふさいでいたら、忽然と、