일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면

아오조라 문고

二

船は階段へ横付けになった。

一人の水夫は身を捻ると、船から階段へ飛び移った。二人の水夫も飛び移る。続いて甚太郎も飛び移った。松火を捧げた二人の者が、先頭を切って進んで行く。六人の者の歩く音が壁や天井へ反響する。壁も天井も岩組みである。篝火が所々に燃えている。

纐纈城の構内へこうしてとうとう入り込んだのである。永禄元年七月二十日、正午時刻のことである。

二

纐纈城では捕虜のことを「大事な賓客」と呼んでいた。その大事な賓客達の部屋は、広いそして無限に長い、掃除の行き届いた廊下の両側に、ほとんど無尽蔵に並んでいた。

ある日、それは甚太郎が、纐纈城へ入り込んでから、約十日ほど経った日の、大変輝かしい午後のことであったが、広い広い纐纈城の隅々隈々にまで鳴り渡るような鋭い女の叫び声が、大廊下の外れから聞こえて来た。胆を潰した賓客達は、廊下へ向けて開けられてある――真鍮の格子で鎧われた横方形の窓口へ、螽斯のように飛んで行って、声の主を見ようとした。しかし姿は見えなかった。それは廊下が余りに長く、そうして叫んでいる声の主がその外れにいるからである。もっとも漸次その声は廊下伝いに近寄っては来た。