후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうこうけつじょう
神州纐纈城
国枝 史郎
国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면
三
もう一人の武士が続いて呼んだ。
「オ――イ!」と陶器師は答えたが、刀を掴むと飛び起きて、身を翻えして行く。
「今日の獲物、いざお受け取り!」
声と一緒に一人の武士は鞍壺に縛えた小男を一振り振って投げ出した。
「忝けない!」と飛び交え、腰を捻ると真の居合い。抜いた時には斬っていた。左の耳の附け根から顎を割り咽喉を裂き脇の肋三枚を切り皮を残して真っ二つ……
「姦夫、覚えたか、天罰覿面!」
それから例の陰性中音、フフフと笑ったものである。
三
武士はひらりと馬から下りた。タラタラと繰り出す数丈の白絹。切り口に確と押しあてた。瞬時に染まる血紅色。手繰るに連れて一丈二丈唐紅の絹が延びる。
「いざ、お次!」ともう一人の武士は、これも結えた鞍壺の女を小脇にぎ取り突き落とした。女は半ば死んでいた。手足を縮めて動こうともしない。
「姦婦!」
と陶器師は声を掛けた。それからブルッと血顫いをした。ケラケラケラと笑わんず気勢。ポンと蹴返して乳の下を諸手突きに一刀刺す。ヒーッという悲鳴。顫わせる指先。爪の色が見る見る灰色となり、握った指先に毟られたのは一本の桔梗の花であった。
くるりと陶器師は方向を変えた。