후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしゅうこうけつじょう
神州纐纈城
国枝 史郎
国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면
四
も、文字こそ信玄の真蹟であれ歌は主水の作なのである。この他彼の秀逸としては、
いはと山緑も深き榊葉をさしてぞ祈る君が代のため
君を祈る賀茂の社のゆふたすきかけて幾代か我も仕へん
うきものを寝覚の床の曙に涙ほしあへぬ鳥の声かな
四
これらの和歌でも想像されるように、主水は敬虔の心を持った柔和な人物であったので、恋人を兄に横取りされても執拗く怨むような事もなくむしろ諦めていたのであった。そうして恋人お妙の方も、穏しい真面目の女性だったので、既にその恋が破られてあらぬ人の妻になってからは、努めて良人に貞節を尽くし、主水との恋は心の墓場に潔く葬ることにした。しかし主水と庄八郎とは血を分けた真実の兄弟である。それこそ二人は毎日のように顔を合わせなければならなかった。自然お妙とも顔を合わせる。木石でない男女だ。血の騒ぐのは当然である。それが庄八郎には不快である。
息苦しい恋の三角関係! それが五年間続いたのであった。そうして庄三郎の四つの時、突然主水の姿が消えた。ややあってお妙が行衛不明となり続いて庄八郎が身を隠した。爾来今日まで杳として三人の行衛は知れないのである。