일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면

아오조라 문고

二

四辺は広く際涯を見ず、ただ蒼々茫々と蒼白い光に照らされている。

この別天地の遥か彼方に銀箔のように輝いているのは湛えられた湖水であろう。

諸所に丘があり、川があり、奇岩怪石が横仆わり、苔が一面に生えている。

寂然として人気なく、人家もなければ鶏犬もいない。――広大無辺の死の国である。

しかし冷静に云う時は、一個巨大な洞窟に過ぎない。すなわち、富士の底の岩根を数里に渡って刳り抜いたところの、天工自然の洞窟なのである。

二

それにしても広大なこの洞窟を、月夜よりも明るく黄昏よりも鈍く、蒼々と照らしているこの光は、いったいどこから来るのであろう? それはどこから来るのではない。洞窟内に住んでいる幾億万匹とも計り知られぬ、夜光虫の発する光なのである。

驚きに打たれた若侍は、しばらくは茫然と立っていたが、やがてあたかも夢遊病者のように「洞窟の国」を彷徨い出した。と、巨巌の前へ出た。何気なく見ると鉄の扉が、巌の一所に箝められてある。

手を延ばして触って見た。

永い間の年月に、堅固な錠前も腐蝕ったものと見え、手に連れて扉が開いた。扉の向こうに龕がある。龕の中に人がいる。