후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうこうけつじょう
神州纐纈城
国枝 史郎
国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면
信玄公の坊主頭、あの時はよっぽど堪えたと見える。……チイチイどこかで啼いていやあがる。おや畜生山鳩だな」
見れば眼の前の大楠の木に灰色の山鳩が止まっている。
「へ、こいつはお生憎様だ。棹がちっとばかり届かねえ。よしそれでは投げ棹とやらかせ」
狙いも付けずヒューと投げた。繁った枝葉を巧みに縫い棹はあたかも征矢のように梢遥かに伸して行ったが、落ちて来た時にはその先に山鳩を黐で繋ぎ止めていた。
ぎ取って首を捻ねる。口からタラタラと血の出るのを手甲にかけてニタリと笑い、
「生物を殺すっていいものさね。ピクピクと動く柔かい肌、生臭い血の暖か味、これじゃ殺生は止められねえ訳さ」
獲物袋へグイと押し込み、
「……いざ鳥刺が参って候。鳥はいぬかや大鳥は、……信玄公の坊主頭、あの時はよっぽど驚いたと見える」
去年と云うから弘治三年、端午の節句の夜であったが、家例によって楯無しを飾り、信玄は酒宴を催した。
その時信玄は楯無しについて一場の物語を物語った。
「寛正六年のことである。三代の祖先信昌公には、板垣三郎、下山五郎、この二人を先陣として叛臣跡部景家を夕狩沢にお征めなされた。