일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면

아오조라 문고

これら山々の裾野原が四方八方から集まって来て、それが一つに寄り合った所に本栖湖が湛えているのであった。

東西一里、南北一里二町、これが本栖湖の大きさである。周廻三里五町というのがその全体の容積である。もっともこれは明治大正現代における大きさで、戦国時代には本栖湖はもっともっと大きかった。周廻六里はあった筈である。由来本栖湖は貞観の頃までは、西湖、精進湖と連なっていて、全然同じ湖水であった。今も三つの湖は底において続いている。その証拠には水の量が三つながら同じである。

富士ハ湖地高燥、本栖湖ニ至テ最高ク、湖面不断ニ光ヲ発シ、水水銀ヲ湛フガ如シ、とある旅行記にあるように、本栖湖の水面は朝に夕に微妙な銀色に輝いていた。

しかしそれより不思議なのは、今も甚太郎が怪しんだように、湖水の真ん中と思われる辺から漠々たる朦気の立ち上っていることで、それも尋常の朦気とは異い無限に長い白布を湖面を横断して引き延ばし、さらにそれを空に向けて高く高く釣り上げたようで、その朦気に遮られて対岸の物象は蔽い隠され、空さえなかば蔽われている。

今、その朦気を押し分けて一隻の帆船が現われた。