일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면

아오조라 문고

処々の花

それはわれわれの道楽だとしても、村の人のほうでも諦められぬ過去、見究められぬ将来のあるかぎり、つまりは人間に盲目のあるかぎり、おかみんの弓とオシラとは、そっとして置かれたらいかがです。少なくともお互いの目が、「あきら」の目のように清く澄むまで。

人の子の心のやみは果も無しつひの光を何に求めむ

処々の花

やちにはいたる所、盛りにめど萩が咲いていた。東京近くの溝端で見るものに比べて、紅色がいっそう冴えて感ぜられたのは、種類によるか、はたあたりの空気のいたすところであったか。いずれも広大な区域を占めて、同じ群れのみで自由に咲いている。おりおりは立ち止まって久しく眺めるほどの美しさであった。

百合の山野にあるものはすでに実になっており、食用の鬼百合ばかりが村々に多かった。どういうわけでか農家では、これを畠の中に少しずつ離して栽えている。まだ穂の出揃わぬ粟生の中にもまじっている。やや苅りごろに近く黒ずんだ陸稗の畑からも抽け出ていた。目のさめるような丹色である。ことに大豆は本年は上作で、まだ一枚も枯葉の見えぬ青々として広い耕地に、この花の幾群れも日に照らされて立つのを見ながら、茶店の縁などに腰をかけていることは、いかにも贅沢な休息であった。