일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면

아오조라 문고

風景を栽える

海はこの辺では広大な砂浜を隔てている。カシワ林のはずれには小さな沼が、いくつともなく一列に繋がっていた。沼の岸を通るときにはかえって心づかなかったが、それはことごとく昔の海の断片であった。地図の上で見るとよくわかる。これから南方の小河原沼にかけて、かつては一帯の長い潟であったのが、砂に押し付けられて萎縮いていくものと見えた。午後にこの猿ヶ森の村を辞して田名部に戻ろうとする村境の峠の上から、いま一度振り返って東の浜を見た時には、こんな寂しいまた美しい風景が、他にもあるだろうかと思うようであった。見渡すかぎりのカシワの林に、わずかの村里などは埋もれつくしている。切り揃えたような緑の平面の外には、白々とした砂浜が横たわり、外は大洋が荒れ狂うている。これとは反対に内側の、カシワの林との堺には一列の静かな小沼が、たとえばエメラルドを緒に貫いたごとく、きらきらと光っていた。画にかくとしたらあまりに単純な、松にも巌にも縁のない風景であったが、自分としてはいつまでも忘れえない。

風景を栽える

自分はわずかに残存する前代の天然をなつかしむあまりに、やや不当に人間の改革を軽視したかもしれぬが、要するに日本人の考え方を、一種の明治式に統一せんとするが非なるごとく、海山の景色を型にはめて、片よった観賞を強いるのはよろしくない。