일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면

아오조라 문고

センバ式文化

それが木綿の種子を輸入して栽培し、綿や古着の売買が繁くなると、百年もたたぬ内に藁のトコは畳の名と変じ、おかしな昔の笑話のみが、いつまでも世の中に残るのである。ある貧家の少年、寝藁々々とよくいうので、見得坊の父がこれを戒め、人の聞く前では必ず蒲団といえと教えて置くと、チャンよ、こなたの背中に蒲団が一筋くっついているわ、といったという類の話である。あるいは寝所の帳台を恥隠しなどと名づけて、その敷居を高くしたのは、中の寝藁を見せぬためだったと今でも信じている地方もある。そのように万人共通の昔をさえ、恥ずる傾きがあるゆえに、不必要に田舎の古風が、だんだんと軽んぜられることになったのである。

センバ式文化

「一筋の背中の蒲団」と、系統を同じくする笑話の一つに、父よこの村では十能で屋根をふいとるのといったというのもあった。今でこそ山の奥までも萱野が開墾せられて、瓦でふいた家がおいおいに多くなったが、以前は宮寺さえも村のは皆草屋であった。そうしてたまたまこの話の少年の家では、瓦が一枚だけあって、それを火取りの用に供していたのである。

それほどに十能というものが、もとは重要でない器具であった。