후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきぐにのはる
雪国の春
柳田 国男
柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면
コタツ時代
東京の私の家のコタツには、いつでもいわゆる洋服を着た少年と少女とがあたっている。非常に寒くてたまらぬからではなく、他には足を投げ出してごろんとしている場所が、冬になるとなくなってしまうからである。それゆえにたいていばかばかしくぬるい。自分などはちょっと側へ寄ると、きまって何か用事を思い出して立ってしまう。つまり格別の必要が実はないのである。
こういうコタツを見るたびに、自分は時代というものを見ているような感じがする。温度はコタツの第一の要件であるにもかかわらず、それをこの程度に変更してまでも全国の大区域にわたって、この趣味を流行させた時代がかつてはあったのである。それが今日はいかにも意味のないものとなって、単に強い反対が起こらないという原因だけで、わずかに残っている地方もこの通り広いのである。これと同時に旧日本の約半分においては、そのコタツの火はなおきつく、必要は今もって少しも減退していないのであるが、しかも二、三分間も考えて見ればすぐわかるように、コタツもまた確かに時代の産物であって、決して坂上田村麻呂が悪路王を征討した、いわゆる大同二年ごろからすでに東北の雪国に、あったわけでもないのである。