일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면

아오조라 문고

家と物語と

家と物語と

佐藤庄司祖孫三代の忠節ということも、やはり単なる武士道の典型という以上に、これを聞いて感動する人が多かったことが想像される。秀衡将軍の家も系図では佐藤であるが、信夫の継信忠信兄弟が有名であったために、後には彼らの末裔なることを信じない佐藤家が少なくなった。この一族に取っては『義経記』の一書は、今なおうれしい祖先の記念であって、歴世これによってみずから励み、家の名を重んぜしめた効果は絶大であった。今さら伝統の史実に合致すると否とを問う必要はないのである。いわんや質朴なる昔の人々には、古く語られる物は皆これを信ずることを得たので、しかもそれが作り事でもよいから、ぜひ聞いておきたいという類の話のみであった。物語の古い家々に歓迎せられたゆえんである。ただ残念なことには衣川に籠城したというのは、わずかに十何人かのよそからきたという武士ばかりで、寄手数万人の軍勢には土地の名族もいたであろうが、その武名は説き立てられる機会が乏しかった。したがってたまたま現われて追われ殺される固有名詞も、努めてよい加減の、不名誉を感ずる者がそこいらにはないような苗字ばかりであった。