후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
中でも学術振興会などは注目に値いする。それにも拘らず他方に於ては法文経の帝大を私大に払い下げるという観念さえ生じ得る。というのは、そうした社会科学は意識的に継子扱いなのである。これは決して法文経の帝大卒業生が役に立たぬとか社会にとって不用だとかいうだけではない。思想的に困るからなのだ。つまり同じ大学でも文献学的(又学究的・技術的)水準を高めるのに直接関係のある自然科学(それから古典的研究)と、思想水準を高めるに直接関係のある社会科学(それから文学的・哲学的・研究)とは、文化的に区別を置かれているのだ。目的は、出来るだけ思想の進歩つまり思想水準の高まりを抑え、その代りに、又その手段の一として、文献学的水準(特に反動的な役割を持つ夫が便利であろう)を高めよう、というにある。特に軍需科学の発達と思想水準の退化との関係に、この事態は最もよく見て取れる。「科学日本」の類は、こうした哲学に基いた文化政策上のモットーなのだ。
日本の文化政策は学究的・文献学的・技能的・技術的・水準の方へ文化を偏極させようとする。そのことは日本に於ける文化の思想水準を反動的・復古的・オブスキュランティズム的・に低下させるために必要な「文化政策」