후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
処で問題は、自然科学者乃至技術家の、社会や文化に就いての意識と、イデオローゲンのそれとの間に横たわる処の相違である。そして個人々々の場合に就いていえば可なりの出這入りはあるにしても、総括的な平均値から見ると、こうした意識の相違は全く、自然科学者乃至技術家としての、又イデオローゲンとしての、彼等の夫々の社会生活条件によって決定されている。このことは、判り切ったことであるように見えて、併しいざとなると色々反対意見が出て来る一つの事実なのである。彼等の意識が彼等の社会生活条件によって決って来るという見解は、元来が一つの根本的な社会科学的認識にぞくすることなのだが、自然科学者や技術家にはこうした認識にあまり重きを置いていない人達が甚だ多いようだし、社会科学者でさえが或る傾向の者は之を承認したがらない場合が多い。併しそれは取りも直さず、彼等のそうした意識自身が、自然科学者乃至技術家としての、また或る傾向の社会科学者としての、彼等の社会生活から来るという証拠に他ならない。
先ず第一に自然科学者乃至高級技術家(テヒノローゲン)の殆んど総てが、教師・研究所員・官庁又は会社の技師・として生活しているという事実に注意しなければならぬ。