후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
大してビックリしたものもない。日本の回教徒が何と思ったか当局へお世辞をいいに出かけて来たくらいのものであった。
だがそれはそれとして、ここにもすでに批評の禁圧の精神はよく出ている。吾々は有田外相から事前にこの話を聞いたのではない、坊間の消息通から聞いたのである。ところが外国人はすでにこの時悠々とこの話題に批評を下していたのである。この批評の余波は「正式発表」後も後影響として残っていて、それがソヴェートや仏英米の世論を誤らせていると、日本の当局は心外がっている。だがとに角これ等の国ではこの問題について世論というものが存するのだ。ところが日本ではそれが許されない。日本では世論がなく、批評がなく、民衆がない。
日独防共協定が、当時の対支交渉及び綏遠問題とどういう連絡があるか、また想定し得る第二次世界大戦とどう関係するか、又之が国内思想対策とどういう結合をもっているか、それは充分に見とどけなければならぬ問題だ。関東軍や満州国の新しい声明、日本内地における「人民戦線」という言葉(!)の禁止、などには恰好な口実ではなかったかと思う。
潮内相の説明によると、人民戦線という言葉そのものが日本の国体に悖るものだそうである。