후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
の禁止なのであった。徳孤ならずともいうように、之はやがて日本にも起こる現象だと見当つけねばなるまい。
かつてドイツに反ナチ的書籍の焚書という田舎芝居が演ぜられた時、日本ではもう少し真面目(?)な滝川教授事件が発生した。今度の批評禁止というもう一つの田舎芝居に対応して、日本では何が起きるだろうか。陰性な日本のことであるから、もう少し燻った形のものでも起きるだろう。例えば前にいった「人民戦線」とかといった一定の言葉、一定のヴォキャブラリーの使用禁止などが、「ユダヤ的」成語であると、ナチならばいう処だろう。
だがこういう苦しい解釈を採らなくても、事情はもっと簡単なように見える。何も文法や辞典的な根拠をかつぎ出さなくても、日本における人民戦線というものが、「日本そのもの」と相容れないということは、初めから当然で必然な事実なのである(?)。というのは、元来日本には、人民などというものが存在してはいないからだ。世論をなし批評をなす処の人民も民衆も大衆も、日本にはないし、又あってはならぬわけだ。日本の社会は人民などから出来ているのでもないし、又人民のために存在しているようにも見えない。