후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
読書は購買上の多少のムダがなければ、好い結果が得がたい。
新刊紹介や新刊批評というものがある。それの需要の一つは、このムダや不経済を防ごうという処にあるようだ。つまり役に立ちそうに見えて役に立たない本を買い込んだり、又読み終らねばならなかったりするような失敗を予防する機能にあるようだ。だが実際を見ると新刊紹介批評はそういう機能を充分発揮出来る程に組織的で目録的ではない。紹介批評の筆者にもこの点はあまり自覚されてはいない。最も組織的な新刊紹介は却って東京新聞の第一面における出版広告であるが、之又空疎な言辞を並べたものが多くて、一向信頼出来ない。
著者自身が自己紹介(ゼルプスト・ダルシュテルング)を載せる習慣が望ましい。そして外国書店式の新旧刊カタローグは目録という意味で中々尊重されていることに注目すべきである。之を見て、後に役に立ちそうなものをボツボツ買っておけるからだ。
大抵の出版業者は新刊本がその場で売れることを当然としている。実際、数カ月前に出た本は、もう新本屋の店頭にはない。時間をつぶして古本屋をあさらねばならぬ。之は委託販売制度の馬鹿げた非文化的結果の一つである。