일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

一見目立たずに而も絶大な的確な効果を持つ処のやり方なのである。この頃駅頭で沢山売られている各種のパンフレットも多少はそういう意味を持っているが、右に述べたようなパンフレットはその配布の様式から見て決して普通の形の公共的商業的ジャーナリズム活動ではない。発売よりも寧ろ配布を主眼としたものだからである。だから之を一歩転ずれば、やがて夫は怪文書に近づくことが出来る性質を有っている。処が怪文書こそこの一二年来の不気味な出版現象の本尊なのだ。パンフレットは偶々こうした不気味な出版現象の合法的な地上の形態に他ならないと見てもいい。

〔二・二六〕事件が怪文書を最も有力な動機としていたことは、軍部の公表によって広く知れ渡っている。床次逓相に絡まる五十万元事件は、元憲兵曹長他一名の手によって作製配布されたものであり、両名は出版法違反で罰金五十円を求刑されたが、併し議会戦術としては、之によって充分に効果があがったわけで、やがて怪文書の全盛時代を招いた概がある。時の町田商相・山崎農相・某上席検事・其の他其の他が続々として被害を被った。怪文書は五・一五事件当時も盛んであったが、今度のは目的意識がもっと深刻で、当事者一身の政治的乃至行政上の活動を牽制する底のものだ。