후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
思想犯の関係に就いて云えば特高課は本質的に思想犯保護観察所に転化し得るのである。尤も日独協定により日本の文化統制はナチス型に伝染するかも知れない。その時ひどい目に合うのは支配者とともに民衆の存在を無視しつつある文化的企業者でなければ幸いだ。
処で最後に、文化統制に役立つ一般的原則は何か。世界的に共通なものを取って見ると道徳なのである。文化統制は一切の文化内容を道徳の名に於て弾圧し道徳の名の下に強要指導する。道徳振りこそ文化統制の、即ちファッショ化文化政策の、つまりファッショ化的デマゴギー文化の、切り札である。ナチ法律の新しい道徳的解釈法を見るがよい。又日本の治安維持法の「改正」の要点を見るがよい。どれも解釈の自由の余地を充分に残すべく「改正」されるのだ。之を法律の社会化などと考えてはならない。法律の道徳化なのである。こうなると何が合法的で何が非合法的であるのか、合理的には判らなくなる。道徳で決める他はない。非合理性で決めるというのだから、この道徳には反対も反駁も出来ないわけだ。そこで初めに、この道徳をかつぎ出した方が道徳的となる。かつぎ出された方は従って反道徳的になり即ち非合法な人間となって了うという仕組みだ。