일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

他はない。そういう意味で言論はさしあたり、いつも社会全体から社会的常識によって、統制を加えられている。

だが、こう云った限りの段階に於ける社会的常識は、それ自身が一方では固定した観念を引きずっていると共に、他方では云わば自然発生的な進歩をするものだという一つの事実を忘れてはならない。従って此の段階に於ける社会常識による言論統制は、決して首尾一貫した不変な内容のものでもなければ、まして意識的に計画的なものでもない。この段階では、非常識な言論は、高々「変な」考え方として、社会から疎遠感を以て報いられるに止まるだろう。

だが実は社会は決して単元的なものではなかった。第一に全体社会の内にはいくつもの小社会が並立しているのであり、第二にそのどれか一つの小社会が社会全体に対する関係の意識は、夫々の小社会に取って別々であるし、更に第三に社会階級の対立を観点に入れて来ると、今云った之等の小社会の間の経済上政治的支配上の対立の意識が極めて明らかになって来る。

こうした特殊小社会(尤も之はどれも結局は階級的な対立を結果するのだが)になると、社会による言論の統制――制限は愈々狭く窮屈になると共に、その統制――制限が次第に意識的に計画的になって来るという点が大切である。