후리가나로 읽는 일본 고전
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
鈴木 三重吉의 古事記物語(こじきものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,723자 · 191화면
なぜみささぎをすっかりこわして来てくださらないのです」とおっしゃいました。お兄上は、
「そのおおせはいちおうごもっともです。しかし、相手の方はいくら父上のかたきとはいえ、一方はわれわれのおじであり、またわれわれの天皇のお一人でいらっしゃるお方です。私たちがただ父上のかたきということだけ考えて天皇ともある方のみささぎをこわしたとなりますと、後の世の人から必ずそしりを受けます。ただかたきはどこまでも報いねばならないので、その印に土を少し掘って来たのです。このくらいの恥を与えたのならば、後世だれにもはばかることはありますまいから」
こう言って、そのわけをお話しになりました。すると天皇も、
「なるほどそれは道理である。あなたのなさったとおりでよろしい」とおっしゃってご満足になりました。
天皇は八年の間天下をお治めになった後、おん年三十八歳でおかくれになりました。天皇はお子さまが一人もおありになりませんでした。それでおあとにはお兄上の意富祁王が仁賢天皇としてご即位になりました。
天皇は大和の石上の広高宮へお移りになり、皇后には雄略天皇のお子さまの春日大郎女とおっしゃる方をお立てになりました。