후리가나로 읽는 일본 고전
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
鈴木 三重吉의 古事記物語(こじきものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,723자 · 191화면
それで、ひとつこの若い神を困らせてやろうとお思いになって、その晩、大国主神を、へびの室といって、大へび小へびがいっぱいたかっているきみの悪いおへやへお寝かせになりました。
そうすると、やさしい須勢理媛は、たいそう気の毒にお思いになりました。それでご自分の、比礼といって、肩かけのように使うきれを、そっと大国主神におわたしになって、
「もしへびがくいつきにまいりましたら、このきれを三度振って追いのけておしまいなさい」とおっしゃいました。
まもなく、へびはみんなでかま首を立ててぞろぞろとむかって来ました。大国主神はさっそく言われたとおりに、飾りのきれを三度お振りになりました。するとふしぎにも、へびはひとりでにひきかえして、そのままじっとかたまったなり、一晩じゅう、なんにも害をしませんでした。若い神はおかげで、気らくにぐっすりおよって、朝になると、あたりまえの顔をして、大神の前に出ていらっしゃいました。
すると大神は、その晩はむかでとはちのいっぱいはいっているおへやへお寝かせになりました。しかし媛が、またこっそりと、ほかの首飾りのきれをわたしてくだすったので、大国主神は、その晩もそれでむかでやはちを追いはらって、また一晩じゅうらくらくとおやすみになりました。