후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ ほととぎす
小説 不如帰
徳冨 蘆花
徳冨 蘆花의 小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,742자 · 256화면
その体格で日傭取りでもして見ろよ、五十両は大丈夫だあよ」
「月にかい?」
「あに! 年によ。悪いこたあいわねえだから、日傭取るだあよ。いつだあておらが世話あしてやる」
「おう、それはありがたい。また頼みに来るかもしれん」
「そうしろよ、そうしろよ。そのでけえ体格で殺生は惜しいこんだ」
こは中将の知己の間に一つ話として時々出づる佳話なりとか。知らぬ目よりはさこそ見ゆらめ。知れる目よりはこの大山巌々として物に動ぜぬ大器量の将軍をば、まさかの時の鉄壁とたのみて、その二十二貫小山のごとき体格と常に怡然たる神色とは洶々たる三軍の心をも安からしむべし。
肱近のテーブルには青地交趾の鉢に植えたる武者立の細竹を置けり。頭上には高く両陛下の御影を掲げつ。下りてかなたの一面には「成仁」の額あり。落款は南洲なり。架上に書あり。暖炉縁の上、すみなる三角棚の上には、内外人の写真七八枚、軍服あり、平装のもあり。
草色のカーテンを絞りて、東南二方の窓は六つとも朗らかに明け放ちたり。東の方は眼下に人うごめき家かさなれる谷町を見越して、青々としたる霊南台の上より、愛宕塔の尖、尺ばかりあらわれたるを望む。