후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ ほととぎす
小説 不如帰
徳冨 蘆花
徳冨 蘆花의 小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,742자 · 256화면
二の一
で、阿爺が戯談に、これではたれでも役人になりたがるはずだって笑っていましたよ」
「そうだろう、陸軍も海軍も同じ事だ。金の世の中だね、浪さん――やあもう十時か」おりからりんりんとうつ柱時計を見かえりつ。
「本当に時間が早くたつこと!」
二の一
芝桜川町なる山木兵造が邸は、すぐれて広しというにあらねど、町はずれより西久保の丘の一部を取り込めて、庭には水をたたえ、石を据え、高きに道し、低きに橋して、楓桜松竹などおもしろく植え散らし、ここに石燈籠あれば、かしこに稲荷の祠あり、またその奥に思いがけなき四阿あるなど、この門内にこの庭はと驚かるるも、山木が不義に得て不義に築きし万金の蜃気楼なりけり。
時はすでに午後四時過ぎ、夕烏の声遠近に聞こゆるころ、座敷の騒ぎを背にして日影薄き築山道を庭下駄を踏みにじりつつ上り行く羽織袴の男あり。こは武男なり。母の言黙止し難くて、今日山木の宴に臨みつれど、見も知らぬ相客と並びて、好まぬ巵挙ぐることのおもしろからず。さまざまの余興の果ては、いかがわしき白拍子の手踊りとなり、一座の無礼講となりて、いまいましきこと限りもなければ、疾くにも辞し去らんと思いたれど、山木がしきりに引き留むるが上に、必ず逢わんと思える千々岩の宴たけなわなるまで足を運ばざりければ、やむなく留まりつ、ひそかに座を立ちて、