일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうせつ ほととぎす

小説 不如帰 

徳冨 蘆花

徳冨 蘆花의 小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,742자 · 256화면

아오조라 문고

四の一

この朝軍医が例のごとく来たり診して、傷のいよいよ全癒に向かうに満足を表して去りし後、一封の書は東京なる母より届きぬ。書中には田崎帰りていささか安堵せるを書き、かついささか話したき事もあれば、医師の許可次第ひとまず都合して帰京すべしと書きたり。話したき事! もしくは彼がもっとも忌みかつ恐るるある事にはあらざるか。武男は打ち案じぬ。

武男はついに帰京せざりき。

十一月初旬、彼とひとしく黄海に手負いし彼が乗艦松島の修繕終わりて戦地に向かいしと聞くほどもなく、わずかに医師の許容を得たる武男は、請うて運送船に便乗し、あたかも大連湾を取って同湾に碇泊せる艦隊に帰り去りぬ。

佐世保を出発する前日、武男は二通の書を投函せり。一はその母にあてて。

四の一

秋風吹き初めて、避暑の客は都に去り、病を養う客ならでは留まる者なき九月初旬より、今ここ十一月初旬まで、日の温かに風なき時をえらみて、五十あまりの婢に伴なわれつつ、そぞろに逗子の浜べを運動する一人の淑女ありき。

やせにやせて砂に落つ影も細々といたわしき姿を、網曳く漁夫、日ごと浜べを歩む病客も皆見るに慣れて、あうごとに頭を下げぬ。