일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうせつ ほととぎす

小説 不如帰 

徳冨 蘆花

徳冨 蘆花의 小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,742자 · 256화면

아오조라 문고

亡夫は麑藩の軽き城下士にて、お慶の縁づきて来し時は、太閤様に少しましなる婚礼をなしたりしが、維新の風雲に際会して身を起こし、大久保甲東に見込まれて久しく各地に令尹を務め、一時探題の名は世に聞こえぬ。しかも特質のわがまま剛情が累をなして、明治政府に友少なく、浪子を媒せる加藤子爵などはその少なき友の一人なりき。甲東没後はとかく志を得ずして世をおえつ。男爵を得しも、実は生まれ所のよかりしおかげ、という者もありし。されば剛情者、わがまま者、癇癪持ちの通武はいつも怏々として不平を酒杯に漏らしつ。三合入りの大杯たてつけに五つも重ねて、赤鬼のごとくなりつつ、肩を掉って県会に臨めば、議員に顔色ある者少なかりしとか。さもありつらん。

されば川島家はつねに戒厳令の下にありて、家族は避雷針なき大木の下に夏住むごとく、戦々兢々として明かし暮らしぬ。父の膝をばわが舞踏場として、父にまさる遊び相手は世になきように幼き時より思い込みし武男のほかは、夫人の慶子はもとより奴婢出入りの者果ては居間の柱まで主人が鉄拳の味を知らぬ者なく、今は紳商とて世に知られたるかの山木ごときもこの賜物を頂戴して痛み入りしこともたびたびなりけるが、何これしきの下され物、もうけさして賜わると思えば、なあに廉い所得税だ、としばしば伺候しては戴きける。