후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
『大野から、何の吩咐けだ』
『大阪表へお立退きになるんで、家財諸道具が荷梱で七十箇、箱と菰で二十荷余り、それを今夜のうちに船積みしろという無理な註文じゃございませんか。それでなくても、荷船の払底しているところ故、船問屋にかけ合って、やっと今、半分ほど積みましたが、後は明日になるらしいので、そうと云ったら又あの御老体が、権柄な肩を怒らして、勝手なことを吐ざくだろうと思って、気を腐らして帰って来たところです』
『九郎兵衛は大阪落と肚を決めたか。――して、その半分の荷物は、どこにある』
『まだ、御子息の郡右衛門様の分が、五十梱もありますので、手前共の店の土間と土蔵に、今夜一晩は積んで置くつもりでございます』
『そうか、俺に、見せてくれ』
『御覧になっても、つまらないではございませんか』
『いや、見たい。あの蓄財家の九郎兵衛が、髪の白くなる迄、爪の垢を貯えて、それがどれ位な嵩になっているか、話の種に、見て置きたいのだ』
従いて来る者を拒むことも出来なかった。大津屋は自分の家へ案内して、店先で茶をすすめると、
『折角、久しぶりで頂戴した酒がさめる。冷酒でよい、一杯くれい』