후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
そんな事を呟きつつも、藩士たちの顔はふしぎと昨日から明るかった。
籠城から――開城となったからだ。
殉死か、討死か、何方を向いても死の策だったものが、開城と一決して、幾日でもここに生きのびられる欣びだろうかといえば、決してそうではない。それ程、生命を主とする考えならば、いつでもあの評議の席を立てば立てたのだ。この赤穂から外へ出るのを、阻める関所はないのである。
また、最後の日に、盟約が結ばれて、内蔵助の口から、はじめて、
『開城』
と云う底意が打ち明けられ、
『――後図のことは、一先ず、此方の存意におまかせ下さるまいか』
となって、それを誓文の一行に書き加えて承諾してある以上は、今捨てない生命も、決して永い間というわけでないことは分っている。
いずれは近いうちに死ぬのだ!
これ程、はっきりと先の見えていることはない。それだのに、遽に、各※(二の字点、1-2-22)の面につつみきれない明るさがさして来たのは、取りも直さず、大きな心の変化でなければならない。
絶望が希望へ一転したのだ。
惨憺たる敗地から勝利者への位置へ立ち直ろうとして来たのだ。
ただでは死なぬという生命力の現われて来たものが、昨日から、藩士たちの生々としたその眉なのである。