일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

……あ、あんな物識らずの小大名に、高家筆頭が愚にされては、この先とも、高家衆の役儀が勤まるものでない。大名を顎で使うからこそ、年毎の儀式が、何うやら公卿方に落度もなく済んでゆくのだ』

こういう弁解は、近親へも、家臣へも、知己へも、もう何十遍繰返しているか知れない。根は正直で小心な人物とみえ、何かにつけて、直ぐそれが出るし、出れば、上野介は今でも、語気を昂ぶらせて、ただならぬ顔色を作るのだった。

だが、彼自身、近頃のその異状心理に気がつくと、さすがにやや恥じるように、

『ま……そんな事は、今更云っても、何うもならぬ。ただ、お前だけは、わしを信じてくれるだろうと思う。……それで云うのだ』

『はい』

『やはり、子だ。左兵衛、夜になったら、一つ船で、新居へ移ろう。居は気を移すという、気をかえて、暮そうぞよ』

子には、いつもこの通りな父なのである。左兵衛佐は、こぼれかけた涙の眼を反らして、辞儀をして起った。

左兵衛佐がそこを出てからも老夫婦は依然として黙り合っていた。香炉に蚊遣香が一本立ててある。二人の感情のように、ほそい線が、二人を縛る。

『富子』

やがて、上野介からこう云いだした。