일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

妙を呼んで、瑤泉院は、何か取り寄せられた。内蔵助の前へ、妙の手からさし置かれたのは、紫縮緬の丸頭巾であった。

『――遠路、事多い中を、よう訪ねて賜もった。これは、徒然にわが身が縫うたもの、そなたは、いとど寒がり性であるそうな、夜寒をふせぎ、よう身をいとうて下され』

そう云って、内蔵助に与えた。

或は――いや怖らくは――これ限りのお別れとなるかも知れないと、内蔵助は、沁々と、瑤泉院の寒眉を見あげた。

『では……。お暇を』

そう云いだすのが、苦しい気がする。然し永居が何の慰めにもなるのではない。内蔵助は、土佐守の屋敷を出た。うしろ髪をひかれるここちで――。

元とはちがって、駕や供も持たない一介の浪人である。から風の吹く南部坂の途中に立って、内蔵助は、町駕を眼で求めていた。

すると、風に奪られて往来の者の菅笠が、彼の前を、坂の下へ吹かれて転がって行った。土佐守の屋敷の台所門の下に、用もなげに佇立んでいた男の笠だった。あわてて、笠を追おうとしたが、内蔵助の眼が、男の額を射ると、ついと背を向けて、彼方へ行く振りを見せた。

『――駕屋』

内蔵助は、通りかかった町駕へ身を入れている。