후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
又之丞が、何でそんな事を話しかけているか、幸右衛門にもわかった。
『だが、大夫の普請場へ、身姿を変えて、忍びこんでいるなどとは、こちらは、痛くも痒くもないにせよ、不快な事だ、こいつを、生かしては置けぬぞ』
『そういうな、何を、吉良へ告げようと、そんな事は、身にも皮にも障る話じゃない。ただ、この後、二度とこの附近にうろついて居ると承知せぬぞ、どうだ、左官屋』
『…………』
作兵衛は、俯向いてしまった。
『それを、解いてやる』
『解いてやるのか』
『そうだ……。然し、武士の礼儀だ、一応は、御姓名を伺っておこう。何といわるるか』
『――それだけは、宥してくれい』
と、作兵衛は、呻くように云った。幸右衛門は、むッとして、
『名は宥せ、生命も宥せは贅沢だ。甘くすると、つけ上りおる』
又之丞は、飽くまで、柔和に、
『いやそれも嫌なら訊ねまい、しかし左官屋殿、一体貴公達は、雲を掴むような疑心を抱いて、何名、この上方へ来ているのか』
『…………』
『千坂兵部殿のさしずだろう』
『……潮田氏』
と、作兵衛は初めて口を開いた。
『断じて、申すまいと思ったが、貴公の寛度に服して云う。推察の通り、拙者は、米沢の御家老千坂殿から頼まれたに違いない。