일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

彼の日の黄昏

大目付荘田下総守、大久保権右衛門などと共に、自分は副使として、内匠頭の切腹を見届けるべく、検死の役目をおびてその場に臨んでいたのである。内匠頭が、仄暗い庭の死の座につく迄の一歩一歩から、彼の末期の鬢の毛をなぶる微風のうごき迄を、今もまざまざ覚えている。

その折――そうだ! 年頃は三十五、六と見えた、眉に特徴のある、骨がらの逞しい良い侍だった。内匠頭の家来片岡源五右衛門と名乗って、田村邸のゆるしを得て、庭の物かげに膝まずき、

(一目、主君の最期に、今生の名残りを得させ賜われ――)

と、哀訴して、自分の腸を掻きむしるように、縋って来た者があった。

田村家の主従も、大目付の正使たちも、自分ほどな感動をうけなかったものか、彼の願いは肯かれなかった。然し、武士として――武士の心を酌んでみると、自己の職を賭しても許してやらずにはいられなかった。

(会え)

そう云ってやった時の彼の欣び方は――。哀れとも歓喜とも云いようのない睫毛の一滴の光は、自分も生涯共に、忘れることのできない価値のものだった。

田村邸に於けるその時の処置ばかりではない。当日、江戸城内で、事件直後の紛々として一決しない評議の席でも、吉良上野介の役目上の非行に対して、又、即日切腹というような、片手落な老中たちの議決に対して、面を犯して、敢然と述べるべき議論