후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
すべて、幕府の意をふくんだ、使者であった。
(――家中の者、心得違いのないように)
と、先手を打った諭告なのである。
親戚の采女正と美濃守を差向けてきたのも、幕府の巧みな抑圧だった。血族を以て血族を制する策に出たものである。
『今夕中に、鉄砲洲の藩邸を引き払って、一同立ち退くべしという厳命でござる』
従兄弟の采女正から、夫人へ、こう言い渡されたのであった。
切腹に、家名断絶と、領地の没収は、当然な附随条件である。夫人は、悪びれた容子もなく、家臣の代表者と共に、承知の旨を答えた。
同時に、美濃守の人数と、戸田家の臣が、屋敷の内外要所要所へ、厳しく警固についた。
足もとからもり上った海嘯のように、混雑は、急であった。変事を耳にした時から、殆ど、嘆息もさせて措かない急き方である。しかもこの驚愕と紛乱の間に、刻々と暮色は迫るし、傾きかける陽を追って、浅野の臣下たちには、捨てて措けない急務の処理がいくつもある。
第一は、辰の口伝奏屋敷の引継と、諸道具の取り纒め。
第二は、田村右京太夫邸へ、主人の遺骸引取。即時、泉岳寺へ埋葬のこと。
第三、刻々、国許へ事態の急報。
第四、青山別邸、鉄砲洲本邸の引揚。