후리가나로 읽는 일본 고전
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ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
鬼哭
一
鬼哭
一
次の日となると。
花隈の熊の子分らしいのが、たくさんな竿竹だの筵だの、また蒲団だとか火鉢だとか、まるで引っ越し荷物ほど、何台かの車で運んで来て、
「なるほど、ここはお誂えむきだ」
と、建碑小屋をわが物顔に陣取ってしまった。そして、そこの横や裏手へ、さらに竹竿や細丸太でむしろ掛けを張り出し、
「こいつあいい」
と、その晩から、寝泊りするらしく、夕方には、七輪で煮ものしたり、酒など燗していた。
すぐそばの墓山では、碑を中心として、介三郎以下の者が、終日、ひっそりと仕事にいそしんでいた。
この敬虔な職人たちの手によってきれいになった霊地を、無用なあぶれ者の土足に踏み荒されるのは忍びないこととして、介三郎はあらかじめ、墳墓の丘のまわりに縄を張っておいた。
そして、その四方に、
用なき人、入るを許さず
と、板ぎれに書いて、制札のように立てさせておいた。
にわかに隣り合った野天ばくちの小屋の者は、見ても無関心だった。第一、ここに立った碑にたいしてすら何の関心もないらしい。ただあしたの天気や客集まりばかりを案じて時々、聞くにたえない戯れを大声で投げあっていた。