후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
二
そして一夜の機会を教えて来た。
それは彼が寺に姿を見せてから、数日の後だった。
彼は単身、柳沢家の塀をのりこえ、邸内へ潜入した。
もちろん人目立たない軽装をし深く面をつつみ、まず平常はすべて戸閉している新殿のほうに隠れて、徐々、夜更けを待って、目的のものへ近づいたのであった。
かれが第一に求めたのは、林助の監禁されている邸内の牢獄だった。
二
屋外か邸内か。それとも、どこかに牢獄らしい一棟でもあるのか。
その辺のことは、かれには皆目予備知識がない。遠まわしなお次の便りからそれを突きとめておくなど、求めても無理であった。
「知れないうちは、五日でも七日でも、ここの床下へ潜もう。紋太夫が訪れている晩は今夜に限るまい」
又四郎はここへ来てから、そうも考え直した。邸内に入ってみると、雉子や野狐もいそうなほど広大である。十分に身をかくす余地はある。ただ食物には方法がない。しかしこう悠々と潜めるくらいなら夜半か暁を見ては、外へ出てまた戻って来てもいい。
「市の中に、野外がある」
ともすれば、危険な敵地であることさえ忘れがちになった。又四郎はそこここと、逍遥していた。