후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
三
お蕗は畳をあげて位置を示した。又四郎はその下へ来た。まもなくかの女は外へのがれ出した。夜はまだそう更けてはいない。本棟の客殿には、なお明々と灯がかがやいていた。
三
それからの約半刻ほどを、ふたりはどこに潜み、どう諜し合せたことか。知るよしもないとはいえ、後の又四郎とお蕗の行動を辿れば、察しるに難くはない。
では、それからのお蕗は、どう方向して行ったかを先に見ると、かの女は、又四郎の庇護の下に、ここの高い囲いを脱し、その夜、元の世間へのがれてしまった。これだけは確かである。
一方、又四郎はというと、かれには初めからの目的がある。吉保と紋太夫の身辺へ迫るまえに、どうしても盟友江橋林助を救っておきたい望みに燃えている。そしてかれのいる所も、いまはおよそ突きとめていた。
かれがお蕗の口から知り得たところによると、新殿の数寄屋に近い路地の植込の蔭へ、朝夕さむらい達が立ち寄っては、何ものかを警戒しているように思われる。林助が捕われた場所もその辺であったし、当夜、ほかへ引き立てて行った様子もなかったから、林助の身は、いまなお、あの周囲をそう遠く隔てぬところに隠されているのではなかろうかというのである。