후리가나로 읽는 일본 고전
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ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면
さて、傍目には如何なものやら」
と、あとは雑談などにまぎらわして、その事については、べつに深くも訊かず袂を分った。
綱条の世子で――光圀には孫にあたる――吉孚の夫人八重姫は、京都の鷹司家から嫁いていた。大奥には由来、京出身の女性が多く、文筥のやりとりや往来も自然に繁かった。従って八重姫を通じていろいろ裏面のことが伝わって来たし、それが光圀の耳へもよく聞えて来たが光圀はそれを取りあげたこともない。
いま、忠朝が世間ばなしのうちにした事なども光圀はもっと審らかに知っているはずであった。――いつか柳沢吉保が、老中列座のなかで真しやかにいいふらしたのを、阿部豊後守がつよく否定したとて、両者の間に、あわや日頃の感情まで爆発しかけた事件などもあって、そのうわさは、当時逸早く、西山荘にも聞えていたが、きょうの光圀は、とんと忘れ果てているようだった。
城を退って、小石川のやしきへ、老公の駕籠がもどって来たのは、まだ陽の高い頃であった。邸内はきのうきょう著しく清掃され、庭番や門衛は、いつ老公が帰られても爽やかであるように、のべつ玉砂利や苔や木々に打水していた。
奥へはいった老公は、そのまま一室を閉じて、いと物静かなままなので、表の者は、