후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
「うむ、あれをまだ披露しなかったか。先日請願運動のその後の経過を報告にいったところが、こんなものが出来たといって書いて下さった」
正造はそういいつつ硯箱から筆を執って口ずさみながら書き下した。――古河のにごれる水を真清水に誰がかきまぜてしらず顔なる。
「さすがに達人の歌だ。すらすらと歌っていて辛辣だ。それで少しも卑しいところがない。谷将軍の視察のときの歌とともに鉱毒歌の双璧というところだろう。わしなどもたまに一首と思ってひねってみるが、駄目だ、和歌が狂句になってしまう。去年の十月ごろだったか、古河や乞食とびこむかねの音――この類だ。ハハハ……」
正造が大口を開けて笑ったので、一座の者も笑いだしたが、黒崎が膝をゆすって、
「いや、辛辣という点では、なかなか負けていませんよ。……だが、先生の歌で私の感心しているのがある。神となれば――なんとかいうのでしたね」
「わしは歌はまずいが、こう思っている。だいたい歌読みとか歌人とかいって、別人のごとくおもうのが誤である。歌人でないものが本当の歌をよむくらいのものだ。近世下々のわれわれのあいだに歌の道の伝わらなかったのは、世々上に立った人々の罪、武門の罪だ。