일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

ついで粟屋品三が禿頭をふりたてて登壇すると議場は道化役者をむかえたように早くも笑声に満たされた。「諸君!」粟屋が一声あげるとドッと哄笑が湧いた。「私は鉄道買上げは賛成の一人である」言葉の下から「ごもっとも、ごもっとも」弥次がとぶ。「私は鉄道株は一株も持たん」またも哄笑、「故にわが田に水を引く論では決してありません」また哄笑、一言一句の区切りごとにワッワッという騒ぎであった。その騒ぎのあいだに後藤はいつか大臣席から姿を消していた。議席の動揺がしずまると「島田三郎君」、議長、中島信行のこえがひびいた。

呼ばれて島田は自席に突立ったが、「私は弁論を放棄します。その理由をこの席から述べさせてもらう。私は昨日総理以下三大臣に出席を求めておきました。議場に臨むは国家に対して大臣の尽すべき責任である。今日はさだめし出席あるものと信じ、且つそれを冀望しておったのですが、ただ後藤大臣だけが出席して演説されたにすぎない。その演説にしてからが聴くだけの価値なきものと私は断言する」議席一面にヒヤヒヤの声が湧き起った。島田は平静に一同のしずまるのを待って「本案賛成の有力な議員は粟屋君一人である。