후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
鉱山の取締ということはわが農商務省は少しもしていない。鉱山の取締は何処をしている。このことは別に質問書が出ているからここで議論をいたしますと重複になりますから、この点だけ明らかに申上げておく。それで先に質問した事を答弁があれば、鉱山の取締がないということを陳べるつもりである。鉱山の取締がないのに鉱山に往復する旅費を渡すというは如何である。甚だしきは原案の全部ならば承知するというは、実に生意気の議論といわざるを得ない。実に無礼千万の議論である」
笑声がしきりに湧いた。正造は一段と声を張りあげ、
「また寸分も減ずることはできないというが、寸分とは何事だ。金銭の多寡の寸分というのか、時間が一時一分というのであるか。政府は鉱山の監督を急ぐ、然るに人民が塗炭に苦しみ、所有の田畑がなくなってしまうという有様があっても、これをなぜ寸分という字に当てはめない」
正造はここで言葉を切って、
「また大臣の演説にも、倹約をなるべくするが、行政の活動を政費節減のために妨げられてはならぬ、この費用の伸縮は発達を害するということがあった。……どういうことを農商務では倹約とするか、この山林区の費用など、寧ろ私一己の考えをもってすれば勿論悉く削除したいくらいである……」