일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

この木に卯の花と申す真白な花が咲きみだれました。この花の頃は、時鳥があちこち啼いて飛びちがいましたものでござりますが、只今では、虫や蜘蛛が鉱毒のため居りませぬ故か、一と声も聞きません」

芒種五月の螢狩、大麦小麦の穫り入れ。夏至の竹箒、燕、田植。小暑は蝉、蜻蛉、蜈蚣、蝙蝠。大暑は土用の闘剃水角といわれる洪水。そうして白露八月となれば田の稲、圃の粟、蕎麦、大豆、小豆、陸稲、豌豆、大根、葱、芋、蜀麦、大豆、蕪青、牛蒡、胡蘿蔔、荏。林藪にはくぬぎ茸、笹茸、榎茸。四十雀、百舌鳥、また渡り鳥の数かぎりもない羽音の振動。渡良瀬川では鱸、せいご、ぼらの投網打ち、鮭網、鰻の袋網。――源八老人の声はこうして被害以前の自然の恵をくりひろげて見せるのだったが、

「……鉱毒被害以来、竹木は枯れ、稲の収穫は減じ、藁も減じ、麦藁なし、菜種辛子なし、薪物なし、馬の食物なし、踏草なし、草刈なし。家畜飼料及び肥料等に至るまで減失し、悲しむべきは鉱毒被害地人民なり」

そこまで読むと老人は急に木下を見返し、

「さきほど差上げた椀の中の菜も、実はこのさきの町まで行って、買って来たような始末です。