후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
それだけの頭をなぜ公のために用いない、と一矢酬いておいて、鉱毒の歴史を述べだした。こういう風に職を曠うしている、責任を怠っていると例証をあげて、片っ端から各省に当りちらした。
「かようなわけで、これを亡国でない。日本は天下泰平だと思っているのであるか。古い頭は、これはもういけない。さりながら今日の若い方の側に、まだ取って代って国を背負って立つところの元気の人も現れて来ず、若い方も年寄もどっちも役に立たぬ。年寄はわけがわからぬ。若い方は腰抜だ。それでも腰抜でも、わけがわからぬでも、お互が真面目であるというならば、ひょっとしたならばこの国を持ち堪えることができるかも知れぬが、馬鹿なくせに生意気で、悪い方へばかり上手になったというに至りましては、どこにも見所はなくなったのである。政府ばかりをいうわけにはいかぬ。われは固より教育は悪し、年はとる。悪い教育でもあればよろしいが、それもなし、固より国家を背負って立つ器量はない。幸い若い諸君は学問を持っているからして、若い諸君が真面目におやりになりますならば、万が一に僥倖したならばこの国を亡ぼさずしてすむが、今日の有様でございますれば、亡ぼすじゃない。