후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうこうけつじょう
神州纐纈城
国枝 史郎
国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면
「馬鹿!」
と云うと甚太郎は飛燕のように飛び上がった。棹を握ると斜に構え小四郎の両足を横へ薙ぐ。
不意を打たれた小四郎がドンと床の上へ仆れるのを石突きの方で確り抑え、
「へ、どんなものだ。驚いたか」
しかし小四郎はきもせず、抑えられたままニヤニヤ笑い、
「乱暴なされては困りますな。私をどうしようとなさるので」
「気の毒だが監禁だ。この部屋から出さないのさ」
「監禁して、さてそれから?」
「それから拷問に掛けるのさ」
「拷問に掛けて、さてそれから?」
「手前の口から聞き出すのよ。纐纈城の逃げ道をな」
「私は決して申しません」
「では手前は死らなければならねえ」
「それでは私は死にますので?」
「うん、そうだ、俺より先にな」
「ではすぐにお殺しなさりませ」
「ゆっくりでよい。二刻ある」
「そのうち邪魔がはいりましょう」
「邪魔がはいる? どんな邪魔だ?」
「私は少々あなたのお部屋にいすぎたようでございます」
「それがどうした。だからどうなんだ」
「私はいったいこの部屋へ何んに参ったのでございましょう」
「知れたことさ、いつも通り、晩飯を持って来たんだろう」
「でござりましょう。だからいけません」