후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうこうけつじょう
神州纐纈城
国枝 史郎
国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면
少年と成って散歩をする。と、その一足一足の下に、幾十という小さい虫、幾百という細い草が、その生命を奪われる。踏み躪られて殺されるのである。尚彼らは川狩りをして沢山の魚の生命を取る。野に遊んでは蛇を殺し山を歩いては蝉を殺す。そうして彼らは大人となる。すると戦いをして人を殺す。また喧嘩をして人を殺す。人間同志殺し合うのである。
産まれた時から死ぬ時まで、無自覚的にしろ自覚的にしろ、とにかく一人の人間が他の生命を奪う数は夥しいものと云わなければならない。
ところで生命とはどんなものだろう?
成就に向かって流転するもの、これすなわち生命である。
そうして生命は「個」を足場とする。一人の人、一匹の獣、一尾の魚、一本の木、一茎の草、一個の虫……これらの物を足場とする。非情の如くに思われる山や川や石や土や日月星辰風雨霜雪といえども、実は皆生命を持っている。すなわち宇宙の森羅万象は一切生命を持っている。さらにこれを換言すれば宇宙は「生命の本態」であり、森羅万象はその表現である。「個」の生命は「生命の本態」に通じ、「生命の本態」は「個」の生命に通ずる。だから二にして一でありまた一にして二であると云える。